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プログラミング学習するメリットとは?|デメリットも合わせて解説

スキルアップ

プログラミング学習のメリットについて知りたい人「プログラミング学習するメリットとはなんだろう?プログラミング学習にはデメリットはないのかな?そもそもプログラミングを使って、何が開発できるのか知りたいです。」

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容

記事の信頼性

  • 組込み系エンジニアとして、プログラミング経験20年くらい
  • ハードウェア設計者であった私が、独学に近い環境でプログラミングを習得した
  • 新入社員教育の講師として、プログラミングを指導した経験もあり

こういった私が過去の経験をふまえて、解説していきます。

プログラミング学習するメリット3つ

プログラミング学習するメリット3つ

プログラミング学習するメリット3つ

  • 論理的思考力が身につく
  • 問題解決能力を養える
  • 発想力が向上する

論理的思考力が身につく

プログラミング学習をすると、論理的思考力が身につきます。
論理的思考力とは、ものごとを論理的に順序立てて考えることです。

プログラミングは、コンピュータに対してプログラムを書くことで仕事を指示します。

コンピュータは人間のようにあいないな表現では理解できないため、させたい仕事をことこまかに順序よく指示しないと動きません。

なので、コンピュータを思ったように動かそうと試行錯誤の作業がプログラミングです。結果、プログラミング学習をすることで論理的思考力が身につくのです。

問題解決能力を養える

プログラミング学習をすると、問題解決能力を養うことができます。

プログラムは最初から思ったとおりに動くことはまれです。

プログラミングは、「プログラムを書く」→「動作を確認する」→「エラーの原因を探す」→「プログラムを修正する」→「動作を確認する」→「エラーの原因を探す」という作業の繰り返しになります。

なので、この試行錯誤の繰り返しの中で問題を解決していく能力が養われるのです。

発想力が向上する

プログラミング学習をすると、発想力が向上します。

プログラムで1つの目的を実現しようとしたとき、ゴールは1つでもやり方は1つではありません。その中から、どれがよいか考えるのに発想力が必要となります。

最適なプログラミングを考える中で、発想力も鍛えられ向上します。

以上がプログラミング学習する課程で身につけられる能力、メリットです。

プログラミング学習のデメリット3つ

プログラミング学習のデメリット3つ

プログラミング学習のデメリット3つ

  • 習得するのに時間がかかる
  • 学習にお金がかかる
  • 途中で挫折しやすい

習得するのに時間がかかる

プログラミングを習得するのに、時間がかかります。はじめてプログラミング言語を習得して稼げるレベルになるまでに、約1000時間かかるとも言われています。

ネットの情報でプログラミングは学習すれば誰にでも習得できて、すぐに稼げるようになると書いてあったけど?と思われる方もいるかも知れませんね。

プログラミング以外のスキルでも、はじめて習得しようとすることには時間はかかります。プログラミング学習には一定程度、時間がかかるものであると心得ておきましょう。

学習時間を短縮するのであれば、独学よりもわからないところがすぐに解消できるメンターのいるスクールを利用するのが効率的です。

学習にお金がかかる

プログラミング学習にお金がかかります。独学で習得しようとすれば書籍代、スクールで学ぼうとすればスクール代がかかります。

「まとまったお金がないと、学習できないのでは?」と不安に思うかも知れませんね。

それには、無料のプログラミング学習サイトを利用したり、プログラミング記事ブログを活用することで学習できます。

途中で挫折しやすい

プログラミング学習は、途中で挫折しやすいと言われています。

挫折しやすい理由には、次の3つがあります。
 ①適切な学習内容・方法がわからない
 ②エラーなど問題解決ができない
 ③やる気が続かない

これを聞くと、「プログラミングには向き不向きがあり、難易度が高いのでは?」と思うかも知れませんね。

決してプログラミングは簡単とは言いませんが、毎日コツコツ継続して学習することで確実に身につくスキルです。

逆に挫折しやすい人が多い(参入障壁が高い)ということは、継続学習できる人はそれだけで希少価値の高い人材になれるということです。

※参入障壁が高ければ高いほど、自分のスキルの市場価値は下がりにくく大きく稼げるともいうことです。

以上がプログラミング学習する上でのハードル、デメリットです。

プログラミングを使って開発できるもの具体例5つ

プログラミングを使って開発できるもの具体例5つ

プログラミングを使って開発できるもの具体例5つ

  • Webサイト/サービス開発
  • スマホアプリ開発
  • IoT/組み込み系開発
  • AI(人工知能)開発
  • 業務システム開発

Webサイト/サービス開発

みなさんがインターネットで見るWebページを集めたものがWebサイトです。
企業のホームページや個人が情報を発信するブログもWebサイトです。

Webサービスは情報だけでなく、ユーザーに便利なサービスを提供するもの。
今流行りのLINEやTwitterなどのSNS、ネットショップのAmazonや楽天など。

使われている代表的なプログラミング言語は、HTML/CSS、JavaScript、PHP、Ruby。

※フロントエンド言語と呼ばれるHTML/CSS、JavaScript言語は比較的難易度が低いので、プログラミング初心者向きの言語です。

スマホアプリ開発

スマートフォンにインストールして使うアプリケーションがスマホアプリです。

種類としては、AndroidアプリとiPhoneアプリの2つにわかれます。
AndroidはJava、Kotlin。iPhoneはSwiftがプログラミング言語です。

モバイル端末市場は今後も拡大していくので、成長が期待できます。

IoT/組み込み系開発

IoTとは、Internet of Thingsの略でインターネットとつながる機器のことをいいます。最近では、電子レンジがネットとつながって新しい調理メニューをダウンロードできたりしますね。

組み込み系開発とは家電など電子機器に、マイコンと呼ばれる小さなコンピュータを組み込んで使用されるものをさします。

使われている代表的なプログラミング言語は、Java、C言語/C++、Pythonなど。

AI(人工知能)開発

現在、一番伸びている開発分野がAI(人工知能)開発です。
人間の脳をコンピュータが肩代わりする時代も近いかも知れません。

膨大なデータを学習して、数理モデルから未来を予測する機械学習もこの分野です。

使われている代表的なプログラミング言語は、Python、R言語。将来性も高く、SF的なカッコ良さもあることから一番人気のプログラミング言語です。

IT系国家資格の基本情報処理試験でも、令和2年度春期試験からCOBOLが廃止されPythonが追加されました。これからもPythonの将来性が感じられます。

※はじまったばかりなので、新たにプログラミング言語を学ぼうとする初心者にPythonはよいかも知れません。

業務システム開発

一番最初にコンピュータが、業務の省力化のために導入されてきた分野です。

社内の経理管理や発注管理、社会インフラともいえる銀行の入出金管理システムや大型のシステム制御などがあります。

公共性や高度の信頼性を求められるシステムであることから、プログラミング言語はJavaなどが使われています。

以上がプログラミングを使って開発できるものの、代表的な具体例です。

プログラミングスキルを習得すると描ける未来5つ

プログラミングスキルを習得すると描ける未来5つ

プログラミングスキルを習得すると描ける未来5つ

  • キャリアの選択肢が増える
  • 将来性のある分野で働ける
  • 自由な働き方ができる
  • 自分のアイデアを形にできる
  • 起業・独立がしやすい

キャリアの選択肢が増える

これから就職する学生の方も、将来に不安を感じて転職を考えている方も、プログラミングスキルを習得するとキャリアの選択肢が増えます。

世の中のIT化が進み、どの企業でもプログラミングスキルを持っている人材は必要とされています。IT企業はもちろん、一般企業でも事務作業効率化にプログラミングは活用されています。

商品を売るネットショップ、情報を得る動画、電子書籍、配信音楽もプログラミングの技術を使って実現されています。

プログラミングスキルさえ持っていれば、活躍できる場面はいろいろなところにあります。

将来性のある分野で働ける

2021年コロナ禍の今年、常識が変わるゲームチェンジが起こると言われています。

すでにリモートワークで働き方が変わりつつありますが、これからはネットとパソコンを使った働き方が主流になります。

実店舗はネットショップに変わり、勉強はネットを使って学習するのが常識です。

そこで必要となるのがプログラミングの技術で、システムを作ることができるプログラマーやエンジニアの需要は益々増えて行きます。

自由な働き方ができる

プログラミングスキルを活用した職種は、場所や時間にしばられない自由な働き方ができます。

プログラミングはネット環境とパソコンさえあれば、どこでも仕事はできます。

今まで親の介護や子供の面倒で休職を余儀なくされてきた方も、スキマ時間を使って場所を選ばず働けます。

自分のアイデアを形にできる

プログラミングは自分のアイデアを形にしやすいです。わかりやすいのがスマホのアプリ。

不用品をネット上で売買するフリマアプリや、理想の結婚相手を探すマッチングアプリなど利用された方も多いでしょう。

プログラミングを使えば、アイデアさえあればすぐに形にできます。

人の役に立つサービスを考えれば副業として稼げますし、大きくなればビジネスにもなります。これも、プログラミングの技術なしでは実現できません。

起業・独立がしやすい

プログラミングができると、起業・独立がしやすいです。

プログラミングを活用したビジネスは、起業するときにかかる初期費用や固定費がほとんどかからないのが強みです。

イニシャルコストがほぼ人件費のみ

実店舗のビジネスであれば店舗の家賃や設備投資、材料の仕込みが必要になります。プログラミングであれば、ネット環境とパソコンのみ。人を雇っても人件費のみです。

ランニングコストの固定費がほぼかからない

月々のビジネスにかかるランニングコストも、光熱費や少しの人件費のみです。

IT化の遅れている日本では競合が少ない

日本ではデジタル化の遅れているビジネス分野も多いので、競合も少なく伸びしろがあります。今回のコロナ禍のような突然の将来不安に襲われても、会社に依存しないスキルを持っていれば独立する方法もあります。

まとめ|プログラミングを身につけると人生が自由になる

以上のように、プログラミング学習には多くのメリットがあることがおわかり戴けたと思います。

プログラミングを習得するのは決して簡単なことではありません。しかし、長期的にみればデメリットを上回る大きなメリットがあります。

プログラミングを身につけると人生が自由になるのです。

プログラミングスキルを身につけた自分の将来の姿を思いうかべて、目標持ってプログラミング学習をはじめてみてくださいね。